火事現場の解体工事
過酷な解体現場でも清々しく・・・。
東京都中野区へ火災現場の解体工事確認に行ってきました。
外観から見た感じでは被害はそうひどくないようでしたが、実際に中に入ってみると、被害の大きさを痛感しました。
火災現場の解体工事は何よりも廃材の分別が大変です。
燃え殻と燃えていないものを分別しながら解体工事を進める必要があります。
(燃え殻の処分費用が高額な事と、混じっていると処分場が受け入れてくれないからです)
熟練の解体職人さんが、解体重機を自分の手足のように巧みに操り「くずしながら、より分けながら」の作業。
平行して人の手でも「掃除しながら、丁寧により分けながら」といった感じですので、一般的な住宅を解体するよりも、労力と多くの時間がかかってしまいます。
現場で職長さんにお話しをうかがうと、
「火災現場の解体工事は慣れてはいるのですが、やっぱり手間は倍以上かかります。でも、若い職人達は馬力と根性だけはあるので、お任せください(笑)」
と清々しくお話しをして下さいました。
過酷な現場でも楽しそうに、爽やかにお仕事をしている姿はさすがの解体業者さんです。火災に遭われてしまったという事情ですので、ご近隣への配慮はいつも以上にされているようでしたので、こういった解体現場ではまず近隣トラブルなどは起きません。
例年これからの時期は「火災に遭ってしまった」という方からのお問い合わせが増えてきます。
皆さま「まさか自分が火事に遭ってしまうとは…」と、口を揃えておっしゃいます。
日に日に寒くなり、空気も乾燥してきています。火の元には充分お気を付け下さい!