解体工事の都市伝説10「見積もり比較 ~断れない私~」
解体に関するウワサ話。
解体工事とは初めて経験する方がほとんどですので、世間で噂されている事を鵜呑みにしてしまう方も多いようですが、その中にはさまざまな誤解が混じっている事もあるようです。解体工事にまつわる「都市伝説」についてその実態に迫ります。
- 1.空き家を持っていると損をする?
- 2.規制が厳しくなったから、悪徳業者はいなくなった?
- 3.解体工事はコワイ人達が牛耳っている?
- 4.家の中を空っぽにしないと解体工事は始められない?
- 5.建替え業者と解体業者~どっちがお得?
- 6.知り合いに頼むのが一番良い?
- 7.インターネットで紹介してもらっても大丈夫?
- 8.とにかく安ければそれでよし?~ 安かろう・・・。
- 9.見積もり比較 ~ 断れない私
- 10.見積もりの金額交渉は出来ない?
9. 見積もり比較 ~ 断れない私
実際に解体工事の見積もりを取ろうとしたときに、
「いくつも見積もりを取るのは億劫だし、断るのも大変だし…。」
と、知り合いや不動産屋さん、住宅メーカーの紹介からしか見積もりを取らないのはあまりお勧めしません。
各々の「お勧めできない理由」を簡単にお伝えいたします。
知り合いの紹介
断りづらい・言い値が通りやすい・何かあった場合にも言いにくい
不動産屋の紹介
経費を上乗せされる・解体の専門知識に乏しい
住宅メーカー経由
中間マージンが上乗せされる・高額になるケースが多い
今や見積もりを比較する「相見積もり」は常識となっていますし、解体業者さんもその点は良くご理解頂けますので、2~3社の見積もりを比べてみる事をお勧め致します。
逆に、「7~8社の見積もりを比べてみる」という方や「同時刻に何社も一緒に現場を見てもらう」という方も稀にいますが、コレはお勧めは出来ません。
多すぎる見積もりを取っている事が分かったり、数社も同時刻に現場を見てもらうというような方はいいお見積もりが期待できなくなってしまいます。解体業者さん達も人間です。
最後に、見積もり比較をする際は出来れば別々のルートから見積もりを取る事です。同じルートだと談合のような「価格操作」をされても気づく術がないからです。
※関連情報:実際の解体費用例