「分別解体」

分別解体

2010年1月20日

「ミンチ解体」は禁じられています

10年前までの住宅解体の工事現場は、解体重機で建物ごと一気に壊してしまう「ミンチ解体」が珍しくはありませんでした。

この「ミンチ解体」は外壁材、断熱材、木材、窓ガラスなどの住宅資材がごちゃ混ぜの状態で排出され、建設廃棄物の適正処理が大きな課題となっていました。

選別が非常に難しく、「野焼き」「不法投棄」「違法処理」を誘発する要因でした。

最近では「建設リサイクル法」が広く浸透していき「分別解体」が規定されてからは行政の監視強化、規制強化が背景にはありましたが、解体業界自体が必要性を感じて施工方法の転換に努めてきた成果でしょう。

しかし・・

まだまだ油断は禁物です。

実際には現在でも少なからず「ミンチ解体」や「不法投棄」は現実行われています。。

何が問題かというと、責任問題「排出者責任」という事はもちろん問題ですが、次世代に残さなければならない限りある大切な「資源」を無駄にしている事が一番の問題でしょう。

規制強化などの強制的なものではなく、解体業者さん自身の「コンプライアンス」の意識での自浄努力に期待をするとともに、解体サポートでも出来ることをしていきます。