建物解体とはどのような種類の工事がありますか?
建物解体とは大きくは建物の構造によって以下のように分けられ、上から下に行くにつれてその解体工事費は高くなります。
安い
↓
↓
↓
↓
高い
・木造 木造軸組構法(在来工法)
・2×4 木造枠組壁構法(ツーバイフォー工法)
・軽量鉄骨造
・重量鉄骨造
・鉄筋コンクリート造
・鉄骨鉄筋コンクリート造
その他に土蔵やプレハブ、長屋の切り離し解体などもあります。
(土蔵は土壁の解体費、処分費が高いので割高になります)
また、建物を解体する工法も様々ありますが、解体重機が使用できる場合は重機を使って解体工事を進めます。
しかし、道幅が狭い、隣家との離隔が狭いなどの立地条件の場合、「手壊し」と言って、
主に人力での解体工法が取られますが、重機が使用できる場合と比べて工期が長くかかるので、その解体工事費は割り増しになります。
ただ、手壊しは重機を使う解体工事に比べて騒音やホコリが少ないので、ご近隣への配慮をするうえでは人力で解体するメリットもあります。
【解体業界ウラ話】
建物解体の種類によって解体業者さんの得意・不得意がありますので、見積もり金額にも大きく影響してきます。
例えばビルなどの大型物件が得意な解体業者さんは手壊し(人力解体)や店舗や事務所などの内装解体が苦手であったり、逆に手壊しが得意な解体業者さんは解体重機が使える現場だと割高になってしまったりする事もあります。