「そっと」積み込む心配り
「ド~ン」と積むのではなく、「そっと」積む技術、工夫
先日、品川区の解体現場へ行ってきました。
当日は建物(上屋)の解体は終わっていて、基礎の解体工事中。 熟練の解体職人さんが、解体重機を手足のように操る様子は気持ち良ささえ感じます。
また、「手元」と呼ばれる補助役(時には司令塔)の職人さんとの連携も良く、見る見る解体工事は進んでいきます。
基礎の解体撤去で気をつけることは、地中を重機で探り(約50センチ位の深さまで) ガラを残さないようにすることが大切です。
また、重機で拾いきれないような細かいガラなどは人の手で拾っていきます。
その廃材(ガラ)をダンプに積み込むときに比較的大きな音が出やすいので、 こちらにも気配りが必要です。(「ド~ン」と積むのではなく、「そっと」積む技術、工夫)
また、積んだ後は人の手で丁寧に廃材をならしていきます。
この作業を重機でやろうとすると、「ガガ~ッ、ゴロゴロッ」と大きな音が出てしまいます。
このように、解体工事とはその会社、職人さんの気遣いや気配りが 解体工事自体の「質」を大きく左右するものです。 しかし、現実問題としてこのような技術面や職人さんの気遣いなどは 見積もり書の内容だけでは分かりえない事ですので、解体の見積もり書を比較することだけが大切なのではなく、 実際に業者さんにお会いした時に感じる安心感、解体業者さんとの相性のようなものも、解体業者選びのポイントなんです。