《解体小説》内装解体編・第四章

第四章 「契約は絶対?」 不動産屋に解約を告げてから二週間。 退去立会のため、俺は不動産会社側の人物と連れ立つもう一人の業者3と共に店の内部を確認していた。 先日の解体業者に比べると些か大雑把な印象を受けたが、それについ […]

《解体小説》内装解体編・第五章

  第五章 「業者の本音」     着工まで、あと十数日。 この間に処分できるものは極力運び出そうと、毎日遅くまで作業をしているうちに「これだけやって83万円も持っていかれるのか?」という思 […]

《解体小説》内装解体編・第六章

第六章 「行き違い」 あいにく、工期の三日間のうち初日と中日は予定が入ってしまっていた。 現場の様子を見に行くことが叶わず漠然と不安を抱いていたが、不動産会社より『工事自体は問題なく進められている』との連絡を受け、ひとま […]

《解体小説》内装解体編・第七章

  第七章 「大切なもの」     最終的に、鏡の一件(指示が書面で残っていないとして、工事金額から一万円値引きという対応で片付けられた)を除いては、工事は大きなトラブルもなく終了した。 退 […]