解体関連ニュース 空き家問題

「空き家」問題について①

投稿日:2019年2月28日 更新日:

昨今、社会的問題として取り上げられることの多い「空き家」。

東京都内でも手入れがされておらず一見して「空き家」と分かる建物がここ数年増えてきた
気がしますが、この問題でお困りの方は全国にかなりいらっしゃるのではないでしょうか?

予測では2033年には3軒に1軒が「空き家」になるとも言われていて
政府は2014年に『空家等対策の推進に関する特別措置法』(以下『空き家対策特別措置法』)
を制定し、「空き家」の管理を厳格化する方針をを打ち出しまたが、
まだまだ根本的な解決には至っていないのが現状です。

「空き家」にまつわる問題は多岐にわたるので様々な側面から考える必要がありますが
そもそも「空き家」とはどういった状態の家を言い表すのでしょうか?

■「空き家」の定義
空き家対策特別措置法上では1年以上にわたり人が住んでいない、または使われていない家を「空き家」としています。
ただこれだけでは曖昧なので判断材料として以下が挙げられます。

①用途が決まっていない
・現在使われていない住宅であっても別荘などの二次的住宅用や賃貸もしくは売却用であれば
 問題ないが用途が何も決まっていない場合。

②人の出入りの有無
・人が出入りしている気配がなく、また雑草等が生い茂っていてポストもチラシ等で
 あふれている場合。

③ライフラインの使用状況
・電気・水道・ガスなどが全く使用されていない場合。

④登記簿等内容の不備
・所有者の住所が変わったにもかかわらず登記簿等の内容が変更されていない場合。

⑤適切な管理がされているか
・土地・建物が安全かつ衛生的に管理されていない場合。

⑥所有者に対しての聞き取り
・所有者に対して聞き取り調査を行い使用していないと判断された場合。

以上になりますが、「空き家」でも倒壊の恐れや景観を損なうものについては「特定空き家」
に認定されることがありますが、それについてはまた次回、書いてみたいと思います。

【解体サポート】

 

□■□基準を満たした安心の解体業者を無料でご紹介□■□
2004年のサポート開始からご相談件数 累計50,000件以上

-解体関連ニュース, 空き家問題

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

山形県の空き家解体に関する取り組み

日本全国の空き家に関する最新情報をお伝えしていくシリーズ。今回は、山形県の情報をお届けしたいと思います。 ●山形県の空き家数は?最新の調査データ(平成25年・総務省)によると、日本全国の空き家総数は約 …

no image

福岡県の空き家解体に関する取り組み

日本全国の空き家に関する最新情報をお伝えしていくシリーズ。今回は、福岡県の情報をお届けしたいと思います。 ●福岡県の空き家数は?最新の調査データ(平成25年・総務省)によると、日本全国の空き家総数は約 …

お持ちの空き家は大丈夫?~備えあれば憂いなし~

日本の夏の期間は台風が多く発生し、時に甚大な被害を被る危険性もあります。 調べてみたところ、過去30年間の平均では1年間に約26個の台風が発生し、約11個の台風が日本から300キロ以内に接近し、約3個 …

足立区は解体工事の助成金が充実しています!

全国的に解体費用の助成金が充実してきていますが、東京都足立区では耐震化助成制度の拡充がされ、条件が整えば、なんと最大で210万円もの助成金を受ける事もできます。 ◆足立区 住宅・建築物耐震改修・解体費 …

no image

東京都足立区の空き家解体に関する取り組み

日本全国の「空き家にまつわる取り組み」の最新情報をお伝えしていくシリーズブログ。今回は東京23区の中から足立区の情報をお届けしたいと思います。 ●足立区の空き家数は? 最新の調査データ(2013年・総 …

2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930