解体関連ニュース ご注意・お願い

福岡市 家屋解体現場での死亡事故について

投稿日:

先日、福岡市南区で住宅の解体作業をしていた職人さんが重機とトラックに挟まれ、死亡してしまうという事故がありました。
警察によると事故現場は坂道で、通報した作業員はトラックがバックしていたと話しているということです。
(※解体サポートとはお付き合いのない解体業者です)

詳しい事故原因を調べているようですが、現場の安全管理がしっかりとできていなかったのでしょう。
結果として何よりも尊い人命が失われた事は事実ですので心が痛みます。心よりご冥福をお祈り致します。

ここ数年、福岡県内は解体費用の価格競争が非常に激しい地域のようです。
何事にも適正価格があるように「安かろう悪かろう」ではないですが、もちろん解体工事にもそれはあります。

過度な価格競争はどこかしらにしわ寄せがきて安全面などに影響を及ぼし、結果として事故につながりかねないので注意が必要です。

解体業者さんには他の何よりも『安全管理』を第一に考えていただきたいものです。
『安全管理』の項目は多岐にわたりますが、代表的な主なものをご紹介します。

■重機災害の防止

・有資格者による作業、始業前点検の実施、作業半径立ち入り禁止の徹底。

■安全作業打ち合わせ

・作業開始前のミーティング及びKY(危険予知)の実施。
・作業内容、工程の打ち合わせ。
・作業員の健康状態の確認

■管理事項

・第三者災害、墜落、落下災害、火災災害の絶無、公害の防止。
・交通安全、近隣住民に対する安全、日常点検の実施。

解体工事中に起きた事故には必ずその原因があるはずです。
事故原因の究明をしっかりとしていただき、二度とこのような解体中の悲しい事故が起きない事を願います。

関連ページ:解体工事は危険やトラブルがいっぱい

【解体サポート】

 

□■□基準を満たした安心の解体業者を無料でご紹介□■□
2004年のサポート開始からご相談件数 累計50,000件以上

-解体関連ニュース, ご注意・お願い
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

改正道路交通法②

1日から始まった改正道路交通法。やはり多少のトラブルがあったようです。それはともかく個人的に少し納得がいきません。そもそも、これまでの取り締まりの仕方(一度、印をつけ30分後位に切符をきる)では人手不 …

no image

「丸投げ」規制

国交省は2007年にも建設業者が受注した工事を下請けに丸投げすることを大幅に規制する方針を固めたそうです。例えば、消費者は分譲住宅を大手のブランドで信用して購入を決定することが多いと思いますが、実際に …

no image

豆腐で産廃物処理違反!?

最近、ユニークな商品名とその美味しさで評判になっていた「男前豆腐店」が廃棄物処理法違反(焼却禁止)の疑いで、書類送検されたそうです。 このニュースを知ったとき「なぜ豆腐の製造で産廃物処理法違反になるの …

no image

改正道路交通法。

6月1日から道路交通法が改正されました。ニュースでも多く流れていたので、ご存知の方も多いと思います。現状はいろいろと賛否両論があるようですが、ルールはルール。しっかりと守らなければいけません。 もちろ …

no image

解体工事の際の事前説明がルールに!?

工事現場の近隣の方からの苦情が後を絶たないのが問題になっています。周辺への影響に対する対策の不足や、近隣挨拶とその説明などの配慮の欠如が苦情の主な内容とのこと。 そういった問題に対応すべく東京都の一部 …

2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031