大手ゼネコンの鹿島が、高層ビルを1階部分から解体する、世界初の
方法を開発したそうです。
通常、高層ビルは上から取り壊すのが通例だったのですが、この
工法では、柱を切断し、その部分をジャッキで支えて、いわゆる
「だるま落とし」のような方法で解体していくようです。
下から、と考えると構造上不安定になり倒れてしまうのでは?と
疑問もありますが、建物の中心に「コアウォール」という基礎と
床面をつなぐ特殊な構造物を入れることによって、地上からの
解体を可能にしたとのこと。
そのほか、粉塵の飛散を約3割減らせるほか、廃材の分別も容易に
なるとあって環境にもやさしくなるようです。
今回の工法は、価格面ではまだ通常と変わらずとのことですが、
耐震性の問題などで、ビルやマンション、団地の耐震増強や維持なども
大きな問題となっていますし、高層ビルも解体時期を迎えるにあたり、
環境に配慮した工法に加え、価格面でも今後下げられるような技術開発
に期待したいですね。
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