日本全国の空き家に関する最新情報をお伝えしていくシリーズ。今回は、東京23区の中から荒川区の情報をお届けしたいと思います。
●荒川区の空き家数は?
最新の調査データ(2013年・総務省)によると、東京都全体の空き家総数は約82万戸となっています。全国の空き家が約820万戸だと考えると、東京都だけでもかなりの割合を占めていることが分かりますね。
※約5年前のデータですので、現在はさらに増加しています。
このうち、今回取り上げる荒川区には 約1.1万戸の空き家が存在しています。(空き家率10%)
●行政代執行(強制解体)の実施件数は?
2017年10月現在、荒川区において実施の例はない模様です。
※全国的には…
2015年に空き家特措法( 空き家対策特別措置法)が施行されて以来、実施された行政代執行の総数は60件(うち略式代執行47件)あり、代執行まで至らなかったものでは助言・指導8,555件、勧告417件、命令36件が実施されています。
●荒川区の空き家実態調査・支援状況等
・空き家の実態調査:実施あり
・空き家の管理に関する条例制定:実施あり
・空き家の利活用事業:実施あり
・空き家の除却(解体)支援:実施あり
※2015年1月時点(東京都調査)+解体サポート調査(2018年10月時点)
●荒川区でこれまでに行われた空き家にまつわる取り組み一覧
■平成29年1月 荒川区空家等対策計画の策定
■平成29年4月1日 荒川区空家等対策の推進に関する条例の制定
■空き家相談会の定期開催
■空き家利活用事業補助制度の制定
など
●荒川区の除却(解体)費用の助成金情報
事業名:老朽空家住宅除却助成事業/危険老朽空家住宅除却助成事業
※最新の補助内容については、関連リンク(解体サポート「解体費用助成金について」)
および自治体のホームページをご参照ください。
●まとめ
他の地域に比べ空き家数の少ない印象の荒川区ですが、相談会の開催や空き家利活用事業にたいする補助制度など、空き家まわりの制度が充実しているようです。
荒川区にお住まいの皆様の中で、「空き家に興味がある(購入したい)」、「空き家を持て余している(活用したい)」、「空き家を取り壊したい(解体・更地にして売りたい)」などの計画がある方、これらに関するトラブルについてお悩みがあるという方は、ぜひお気軽に解体サポートへご相談ください。提携している専門家(税理士、弁護士)をご紹介可能なほか、不動産部門もございますので、空き家の活用方法についてもアドバイスできることがあると思います。
日本各地で増え続ける空き家。その問題解決の一助となれるよう、解体サポートでは引き続き全国の空き家情報をお届けしていきます。
■参照
東京都都市整備局HP「東京都の取組」
荒川区HP「空き家対策」
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