建物解体ブログ 建物解体の基礎知識

建物滅失登記の必要書類~建物滅失登記とは~

投稿日:2018年3月13日 更新日:

法務局に登記してある建物を解体した後は一か月以内に「建物滅失登記」をする必要がありますが、実はあまり知られていないようです。(不動産登記法57条)

法務局へ申請書とともに複数の必要書類を提出すると法務局から市町村役場へ通知が行くため、施主が手続きをしなくても課税台帳からはずれます。

この「複数の書類」が鍵になりますが、全て解体業者さんが取り揃えて頂けますので、
「登記」と聞くとなんだか難しいことに思いがちですが、実は比較的簡易的な手続きなんです。

建物滅失登記に関してよくご相談をお受けする内容の一つに

「建物滅失登記をする為の必要書類って何?」

というご質問があります。

コチラです↓

★建物滅失登記に必要な書類【保存版】

①登記申請書(委任する場合は必要ない)
②取毀し証明書(解体業者から発行してもらう)
③解体業者の印鑑証明書(同上)
④住宅地図(場合によって必要)
⑤登記申請書のコピー 1部

「えっ。5つもあるの?やっぱり大変なのでは?」
と思われがちですが、

①と⑤⇒同じもので申請書を法務局の窓口で聞きながら書けます。
②と③⇒解体業者が取り揃えてくれます。
④⇒場合によって必要。googleマップをプリントアウトしたものなどでも可。

と、簡単なのです。

★申請先は?

建物滅失登記を申請するのは所轄の法務局です。
よく「役所に行けばいいの?」と勘違いされますが、法務局です。

★委任する場合(やっぱり自分では出来ないという方へ)

土地家屋調査士に委任する形になります。
目安としてお考えいただく代行金額は4~5万円程度です。

ご自身で直接解体業者さんを探して安く解体工事が出来たとしても
最後に登記や固定資産税に関しての問題を残すような事になることは避けたいですよね。

 

 

【解体サポート】

 

□■□基準を満たした安心の解体業者を無料でご紹介□■□
2004年のサポート開始からご相談件数 累計50,000件以上

-建物解体ブログ, 建物解体の基礎知識

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

台風シーズン到来

先日の台風9号は関東・東北を横断した後、北海道に再上陸しました。 北海道は今年だけで3つの台風が直撃したことになりますが、これは統計を取り始めて以来、初めてとのことです。 今回も各地で大きな被害が出ま …

足場倒壊事故~埼玉県東松山市~

先日、埼玉県東松山市のマンションの外壁タイルの張替え作業で組まれた足場が倒れて、保育園児2人が死傷してしまうという悲しい事故が発生しました。 現在捜索中のようですが、どうやら足場設置作業を請け負った業 …

no image

金属価格の高騰

全国で、銅や鉄、ステンレスなどの金属製品が盗まれる事件が多発しているようです。 尼崎では銅が、広島では鉄筋が、そして栃木や茨城では火の見やぐらの半鐘が盗まれています。 その半鐘などは、お金にかえるため …

船の解体について

一般企業の夏休みまであと1ヶ月位となりましたので、帰省や旅行など、色々と楽しい計画を立てられている頃ではないでしょうか? ここ最近、 「船舶を持っているのですが、維持するのが大変になってきたので手放そ …

no image

不法投棄対策強化の傾向

8月末の話ですが、石川県が以前から協力している福井県に加えて、富山県にも呼びかけて県境付近の産廃不法投棄を防ぐ連絡会議を発足させたようです。 不法投棄は全国的に問題となっていますが、特に人目のつかない …

2025年5月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031