3月31日、横浜市西区南幸2丁目(横浜駅西口付近)の10階建てホテルの解体工事現場で、 外壁の周囲に設置してあった金属製の養生パネルが崩落するという事故が起きました。
パネルやがれきがホテル沿いの道路などに倒壊したようですが、幸いけが人はなかったようです。しかし考えるだけでゾッとします。
どうやら解体業者の職人さんが解体重機を操作していた際、重機のアーム部分がパネル養生を支えていたワイヤーに引っ掛かって、崩落を招いた模様。
この現場では十分な安全対策はしていたのでしょうが、「うっかりして引っ掛かってしまった」では済まされない問題もあります。
工事現場での人的ミスをの可能性を下げるには以下のようなことがあげられます。
●KYT(危険予知トレーニング)
事故や災害を未然に防ぐためのトレーニングです。
KYTシートにその作業に潜む危険と、それが引き起こす災害が、わかりやすく写真やイラストを使って表されます。
このトレーニングを繰り返すことで、現場に潜む危険を事前に確認することができるのです。
例えば作業中の確認の点呼や指差し確認など、なぜこんなことをしなければいけないのかな…と疑問に思う行動があるかもしれませんが、 KYTによって危険が潜んでいる箇所を回避するため動作としてすることもあります。
●ヒヤリハット
ヒヤリハットとは、「ヒヤリとしたこと」や「ハッとしたこと」を組み合わせた言葉です。
この状態は重大な災害や事故が起きる一歩手前。
このままだったら重大な事故になりそうだった…とヒヤリとしたりハッとした事例を集めてその原因を究明することで、事故を起こす可能性を下げることをヒヤリハット活動といいます。
解体現場は安全が第一。ふとした行動やちょっとした油断が思わぬ大事故につながる可能性もあります。
事故を完全に防ぐことは難しいかもしれませんが、徹底した安全管理で少しでも人的ミスによる事故が減る事を願います。
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