ビル解体 解体関連ニュース 解体業者

ビル解体現場での事故(神奈川県横浜市)

投稿日:2020年4月2日 更新日:

3月31日、横浜市西区南幸2丁目(横浜駅西口付近)の10階建てホテルの解体工事現場で、 外壁の周囲に設置してあった金属製の養生パネルが崩落するという事故が起きました。

パネルやがれきがホテル沿いの道路などに倒壊したようですが、幸いけが人はなかったようです。しかし考えるだけでゾッとします。

どうやら解体業者の職人さんが解体重機を操作していた際、重機のアーム部分がパネル養生を支えていたワイヤーに引っ掛かって、崩落を招いた模様。

この現場では十分な安全対策はしていたのでしょうが、「うっかりして引っ掛かってしまった」では済まされない問題もあります。

工事現場での人的ミスをの可能性を下げるには以下のようなことがあげられます。

●KYT(危険予知トレーニング

事故や災害を未然に防ぐためのトレーニングです。
KYTシートにその作業に潜む危険と、それが引き起こす災害が、わかりやすく写真やイラストを使って表されます。

このトレーニングを繰り返すことで、現場に潜む危険を事前に確認することができるのです。

例えば作業中の確認の点呼や指差し確認など、なぜこんなことをしなければいけないのかな…と疑問に思う行動があるかもしれませんが、 KYTによって危険が潜んでいる箇所を回避するため動作としてすることもあります。

●ヒヤリハット

ヒヤリハットとは、「ヒヤリとしたこと」や「ハッとしたこと」を組み合わせた言葉です。
この状態は重大な災害や事故が起きる一歩手前。

このままだったら重大な事故になりそうだった…とヒヤリとしたりハッとした事例を集めてその原因を究明することで、事故を起こす可能性を下げることをヒヤリハット活動といいます。
 

解体現場は安全が第一。ふとした行動やちょっとした油断が思わぬ大事故につながる可能性もあります。
事故を完全に防ぐことは難しいかもしれませんが、徹底した安全管理で少しでも人的ミスによる事故が減る事を願います。

【解体サポート】

 

□■□基準を満たした安心の解体業者を無料でご紹介□■□
2004年のサポート開始からご相談件数 累計50,000件以上

-ビル解体, 解体関連ニュース, 解体業者

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

猛暑の中~真夏の解体現場について~

真夏の解体工事の現場は過酷です。 私自身も数年前のこの時期に、勉強の為に現場に入らせていただいた経験があります。 慣れてない事もあり、開始数時間でヘロヘロ。(ナント、手壊しの現場だったんです。)しかし …

解体工事中の事故について

先日、福岡市内で解体工事中のビルが倒壊したとのニュースがありました。   奇跡的にケガ人はいませんでしたが商店街沿いに建っていただけに一歩間違えれば大惨事になっていたかもしれません。   まだ事故の詳 …

本日あった神戸市からの解体相談内容

兵庫県神戸市からの本日あったご相談内容。 「店舗を閉店したのですが、見積もりを依頼した業者が1週間以上たっても見に来てくれないんです。退去期限もあるのに何度催促しても『忙しいから・・』との返事しかなく …

揺れる「国立競技場」解体工事

世界が注目する2020年東京オリンピック。 そのメイン会場となる国立競技場の解体工事を巡っては、すでに今夏前から「解体業者が決まらない」など計画難航のニュースが豊富ですが、今度は工事業者の入札において …

墨田区の解体現場

先日、墨田区の解体工事現場へおじゃましてきました。 当日は建物内部を分別しながら綺麗に撤去されていましたが、築15年の壊すのにはもったいないような立派な建物でした。(吹き抜けも素敵でした) 現場を管理 …

2024年7月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031