家屋の解体について時々いただく相談で、
「文字通り、解体だけしてもらえたら、廃材はそのまま
敷地の中に山積みにしておく見積もりがほしい。
その方が工事費用も下がりますよね?」
「廃材は自分の敷地内で腐らせる分には不法投棄にならないよね?」
といった内容のものがあります。
一般的に解体工事費用のうち、4割前後が廃材の処分費用ですので、確かに工事費用が安くなるのですが、
実はこの「解体作業のみ」の工事を引き受けたがらない業者さんが多かったりします。
法律の面でいえば、ご自身の敷地内に置けば
「不法投棄には当たらない」
で間違いないのですが、その後、それらの廃材がどうなるのか、
「腐敗して、匂いや害虫の温床になるのではないか?」
「永遠にそこに置かれる訳ではないのではないか?」
といった部分が不透明な中、近隣の方々が
「○○工業と書かれたダンプや重機が解体していた」
という事などを覚えている場合は多いため、当の廃材がしばらく経った後に不法投棄などをされると
工事に携わった業者の信用問題(とばっちりとはいえ)になる可能性が出てきてしまいます。
なお、解体自体が完了すれば、解体業者さんからの取り壊し証明は発行されますが、当然ながら
廃材が適正に処分された証である「マニフェスト」は発行されない事になります。
…今日はそんなお話でした。
まだまだ寒く、乾燥した日が続きそうです。
火災に遭われてしまったご相談も更に増えています。
風邪をひかず、火の用心で過ごしましょう。
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